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大阪国際女子マラソン

トラックの女王・福士かよこ選手がマラソンでの北京オリンピック出場をかけて出場しましたね
5000m、10,000mで昨年の大阪世界陸上に出場しましたね
ハーフマラソンの日本記録保持者の福士選手がフルマラソンでどんな記録を出すのか??
北京オリンピックへの出場権を確定させるような快走を見せるか注目を集めていました

僕はフットサル大会に出場していてマラソン中継を見れませんでしたが正直とても楽しみにしていました
結果、スタート直後から30kmすぎまで独走状態だった福士選手が35km手前で失速…
次々に後続に抜かれてしまいました…
福士選手の初マラソンは2時間40分を超すタイムで19位と残念な結果に終わってしまいました
大阪国際女子マラソン_b0082459_22175611.jpg
さて気になるのが福士選手がどんな調整の仕方を行ってきて大阪国際女子マラソンに臨んだのか…です
よく有力のマラソン選手は外国での高地合宿を1~2ヶ月行ってレースに臨むような話を聞きます
50kmだとか通常のマラソンの42.195kmよりも長い距離を何回も何回も走り、42.195mを走り切れるスタミナを身につけてレースに出るわけです

福士選手は5,000m、10,000m、ハーフマラソンの日本記録保持者らしく圧倒的なスピードでレースを押し切ろうとしたのでしょうか??
たしかに30kmまでは福士選手のスピードに他のマラソン選手たちは全くついて行けず…
いや…スポーツニュースで優勝した選手が福士選手を追い抜いたシーンを見ると、最初から眼中になかったような感じがしてなりません…
最初からあのペースでの走りが最後まで続かないと分かっていたように思えてなりません
それぐらい追い抜く瞬間も福士選手が目に入っていないような…ただただ風を切って走っているような…

でも、福士選手がペースを落として集団の中で走っていても最後の10kmくらいからいつものペースで走れたかというと疲れが出だした状態からいつものスピードでは走れなかった…と思います
自分のリズムで走らないでいて最後まで自分のペースで走れずにいたように思います

競馬に例えるなら福士選手はマイル(1,600m)のレコードホルダーで、そのマイラーが春の天皇賞(3,200m)に出走するべく阪神大賞典(3,000m)に出走し撃沈したような…
よっぽど万能な選手でも並みの準備では乗り越えられなかったんだと思います
マイルで絶対の強さを見せたタイキシャトルが引退レースに「有馬記念(2,500m)を走る!!」というような噂が流れたことがありました…
結局は前年に制した1,200mのスプリンターズステークスに出走し引退しました
結果は3着に敗れたわけですが陣営の判断は個性(スピード)を生かすべく最善の判断だったと思います
どんなにマイルでタイキシャトルが常識外の強さを見せていても2,500mのレースでステイヤーのマヤノトップガン、サクラローレル、マーベラスサンデーには到底勝てなかったでしょう…(時代背景があってるかなぁ…)

今回の福士選手の挑戦には世間は大注目だったわけですが、あきらかに準備不足だったと思われる福士選手のこの結果には色々な意味で残念でなりません

by tom_motoki_o | 2008-01-28 22:13 | スポーツ全般