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ヘナギ!?

こんな記事を目にしました。

ワールドカップ・ドイツ大会 対クロアチア戦で、日本全国を笑いと怒号の渦に巻き込みました柳澤敦選手。そんな彼が現日本代表・オシムジャパン入りを渇望しているのだそうです。望むのは自由です。でもねぇ…。確かに柳澤選手の走るサッカーはオシム監督の目指すプレーに合っていると思います。でもねぇ…。サッカーは得点を相手より多く取る競技であり、FWは、その結果(得点)を常に求められる過酷なポジションです。走れるだけなら先日のトリニダード・トバゴ戦に出た選手でもできるし、「新しい可能性」という点でも、まだ世界で戦っていない選手にチャンスを与えるべきだと思います。それだけ、あのクロアチア戦のあのシーンは柳澤選手の株を大暴落させたものである、と言えます。大体、あのワールドカップではFWは巻選手、大黒選手、玉田選手を主に考えて戦うべきだったと、僕は思っていましたから。

前のジーコジャパンには「鹿島枠」というものが存在したと言われます。得点できない・走れない・ファールをもらうだけの汚れ役的な扱いだった鈴木隆行選手(元鹿島)と走るだけ柳澤選手(鹿島)、天才ドリブラー本山選手(鹿島・・・僕は期待していたんですけど・・・)が常に日本代表候補として呼ばれていました。試合出場しないのにです。前ジーコ監督は現役時代の最後を鹿島アントラーズで迎えました。その後もブラジル選手の鹿島移籍に関わったり、GM的な存在で常に鹿島に関わってきました。鹿島の選手は可愛くて仕方なかったのです。親心とでも言うのでしょうか?なので似たタイプの選手がいれば鹿島の選手を使っていたのです。

鈴木選手が代表を外れる時もけっこう叩かれたような気がしました。「結果(得点)を出せない選手をいつまで代表戦に使うのか!?」と。ワールドカップ本戦では、柳澤選手>玉田選手、大黒選手 がジーコ監督の評価だったのではないでしょうか?

代表監督はジーコからオシムに変わりました。なので今の日本代表には鹿島枠はありません。オシム監督に変わって新たに千葉枠が誕生したのです。来週のアジアカップ予選、イエメン戦にはジェフ千葉の選手(巻選手、阿部勇樹選手その他数名)が召集されるでしょう。でも現状問題はないと思います。巻選手、阿部選手はオシム・ジェフ千葉での主力選手でオシム監督の目指すサッカーを理解していて、ジェフ千葉に初タイトルをもたらした実績もある。オシムジャパンの即戦力なのです。

柳澤選手、あなたの時代はもう終わりました・・・トルシエ監督時代に終わっていたのです・・・残念ながら・・・。

by tom_motoki_o | 2006-08-11 12:52 | スポーツ全般